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どうした!?開成〜2017年、社会の入試問題から〜

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2017年の2月に行われた開成中学の入試問題の中で、社会科はなかなか驚愕でした。

 

今回はそれについて書いていきます。

 

いろいろと笑ってしまうので、リンクを貼っておきます。

ぜひ確認してみて下さい。

 

開成中学校の2017年度入試問題(過去問)と解答 | インターエデュ

 

1.どんだけ東京推しやねん!!

 

開成の入試問題では、東京のご当地問題が出題されるということが有名なのですが、今回は大問が二つあり、なんとその両方が東京についての問題でした。

 

去年までの開成中学の問題は、他の学校と同じような出題傾向で少しだけ難しいという感じで、東京のご当地問題以外は普通の受験対策をしておせば問題はなかったのですが、2017年の問題はテーマを東京に絞って出題してきているので、毎年テーマを絞って出題している麻布中学や海城中学の問題に似てきたという印象です。

 

麻布や海城が独自の出題パターンで結果を出しているので、王者開成もそこに寄せてきたという感じですね。

 

さて、傾向が急に変わった時、受験生は焦りますが、一部の天才以外はみんな焦って解けないので、そんなに気にする必要はありません。

 

大変なのは、次年度の受験生ですよね。

 

独自の対策をしないといけなくなるし、対策をしても出題されない可能性もあるということで、なかなか骨が折れます。

 

ただ、私は今後は開成も一貫したテーマを大問ごとに設定し、それに関する問題を出してくるような気がしています。

 

それでないと、今回大幅に出題傾向を変えた意味がないですから。

 

2.習っていないものを出題し過ぎでしょ!!

 

一番最初の問題が穴埋めなのですが、江戸の地理と歴史に精通していないとなかなか解けません。

 

ほとんどの受験生はできなかったのではないかと思われます。

 

そして、「防火用や装飾用に周りよりも一段高くした小屋根のついた壁を何というか」→答え「うだつ」という雑学も出題されています。

 

これは完全に奇問の類ですが、ただ、国語の慣用句で「うだつが上がらない」というものを習うわけで、その時に「うだつって何だろう」と疑問を持って調べていた子は解けたはずです。

 

「日々疑問を持ち、それをきちんと調べているか」そういう所を見ているのでしょうね。

 

と、「うだつ」に関してはまだ擁護できるのですが、その他選択問題なども単純な政治史、外交史ではなく、江戸の文化史、風俗史など細かい所を聞いていて、大学受験ならまだしも小学生にここまで求めるのかという感じです。

 

せめて、麻布のように、「知らないけれど、自分の持っている知識とリード文から考えれば導き出せる」ような問題を出して欲しいですね。

 

高校生クイズをやりに来ている訳ではないので笑

 

まあ、開成がクイズに強い子ばかりを求めているのなら別ですが。

 

3.時事問題はなかなか良いが、ルコルビュジエの問題はやり過ぎ

 

時事問題に関しては、小池百合子やインバウンド、民泊などが出題されました。

 

ここらへんを書かせるのは、2016年を賑わしたテーマなので、妥当な気がします。

 

ただ、ルコルビュジエの作品が世界遺産に登録されたのに関連して、ルコルビュジエの主な活動拠点を聞いてきたり、しまいにはその答えのフランスの国旗の色を書かせるなど、思わず「やり過ぎでしょ」と笑ってしまう内容でした。

 

これも、ニュースになっていた時に細かい所まで注目しているかを見ているといえばそうなのですが、それにしてもやり過ぎではないかと思ってしまいます。

 

やはり高校生クイズで勝てる子を選抜したいのでしょうか笑

 

4.とどめに、開成中学のある荒川区の場所を地図から選ばせる問題

 

これが今回一番ウケました。

 

まあ、まさか場所を知らない受験生はいないと思いますが、普通それを問題にしますかね笑

 

しかも、こんなに直接的に!!

 

本当に、「どうした!?開成」ですよ。

 

王者の動揺、迷いが見られる試験内容でした。