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1億2700万人のうちの誰かのために

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村上春樹『騎士団長殺し』第2部も面白い!!

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やっと『騎士団長殺し』の第2部も読み終わりましたので、そのレビューを書いていきたいと思います。

 

第1部のレビューを読んでいない人はこちらから読んでみて下さい。

『騎士団長殺し』の面白さ 村上春樹ワールド再び - 1億2700万人のうちの誰かのために

 

 

1.謎はフワッとしたまま

 

第1部読了の時点では、謎が全て解決されるのかどうだろうと書きましたが、実際はフワッとしたまま終わりました。

 

ですが、モヤモヤが残る終わり方ではなく、納得できる終わり方であったため、私の「最後までどんよりしたまま終わるのではないか」という予想は外れていました。

 

一応、ハッピーエンドといっても良いような終わり方です。

 

2.メタファーが面白い

 

第1部ではイデアが登場しましたが、第2部ではメタファーが登場します。

 

本当に登場するんですよ笑

 

ここらへんは突き詰めていくと意味が分からなくなるので深く考えずそういうキャラクターがいるものとして読んでいきました。

 

メタファーと主人公のやり取りで思わず笑ってしまうぐらい面白いものもありました。

 

3.騎士団長はかわいい

 

騎士団長殺し』というものものしい題名ですが、騎士団長はかわいいですし、良い奴です。

 

あと、喋り方が独特なのも良いですね。

 

そして、文字通り騎士団長は殺されます。

 

ただ、イデアなので笑

 

イデアとかメタファーとか、意味が分からないですが、そこは受け入れてます。

 

4.結局、免色さんは謎

 

免色さんは、第1部の時点ではそもそも良い人なのか悪い人なのかもはっきりしませんでしたが、まあ結果的には良い人だったのでしょう。

 

ただ、免色さんの持つ二面性というか、完璧なように見えて脆い面も垣間見られる場面がありました。

 

結局、それもずっと謎なのですが、ミステリー小説ではないので、読者にとっても謎の人物は謎を抱えたまま終わるというのも良いと思います。

 

何度も言いますが、フワッとした終わり方です。

けれど、嫌なフワッとした感じではなく、「まあこれぐらいなら許せるか」という感じです。

 

5.異世界の環は閉じられた

 

主人公の身の回りで変なことがたくさん起きますが、それにはきちんと理由づけが為されており、また、変なことが起きなくなる時にも理由づけが為されるので、納得です。

 

村上春樹ワールドは異世界との融合が起きますが、今回もそんな感じで進みつつ、最後にはきちんと現実世界に戻ってきています。

 

そこらへんも、深く考えるとよく分からないので、「まあそんなもんだろう、小説だし」と私は受け入れることにしました。

 

6.続編は?

前作『1Q84』は続編が後から出されました。

 

今回も、続編を書こうと思えば書けるような終わり方にはなっていますので、もしかしたら可能性はあるかもしれません。

 

個人的には、主人公の視点からではなく、別の登場人物の視点からの物語を読んでみたいですね。

 

7.まとめ

 

私は飽きっぽいので、面白くない小説は途中で読むのを諦めます。

 

第1部、第2部合わせると1000ページ以上読み切ることができたので、きっと面白かったのでしょう。

 

私は情景描写などにはあまり興味を持たないので、そこらへんは軽く流しつつ、(もちろん、そういう情景描写描写や村上春樹氏独特の比喩を楽しめる人にはよりオススメです)物語の本筋自体はとても面白く読むことができました。

 

読み終えるのに私も1ヶ月以上かかりましたが、結果的には読んで良かったし買って良かったと思っています。

 

 

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編