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池上彰の政治と選挙のニュースが面白いほどわかる本

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池上彰さんの本はたくさんありますが、この『政治と選挙のニュースが面白いほどわかる本』では、項目ごとに簡単に用語やテーマの説明が為されます。

 

例えば、幹事長と官房長官の違い

 

幹事長は党のナンバー2

党のナンバー1である総裁は総理大臣でもあるので、普段は党本部にいない

だからこそ、総裁不在の党を守る重大な役職であり、党の資金をどう使うか、選挙で誰を公認するか、などを決めています。

 

一方、官房長官

内閣の大臣の一人で、各大臣のまとめ役

毎日午前と午後に2回、総理官邸で記者会見をしているので私たちにとっても馴染みがある

そういう意味で、国民と内閣をつないだり、大臣同士をつないだりする、調整のプロ

 

といったように、何気なくニュースでよく聞く言葉がどういった意味なのかを、冗長にならずにサクッと解説してくれています。

 

1.公民の補完として

 

公民の授業って、現代日本と密接に関わることなのですごく大切なのですが、なぜだか蔑ろにされているような気がします。

 

基本的には中3で初めて習いますが、中3は受験が目前に迫り、社会だけでも地理や歴史の復習をしないといけない、他の教科も難しくなる、部活も最後だから頑張りたい、という忙しい時期に詰め込まれます。

 

これだと、完全に「受験のため」になってしまい、「内閣または総議員の四分の一以上の要求があった場合に臨時国会が開かれる」など試験用の勉強ですよね。

 

それで幹事長と官房長官の違いも分からなくなる。

必要なのはそういうことなのに。

 

だからこそ、自分で勉強するしかありませんよね。

 

すぐに読めて、見やすく辞典のようにも使えるので、ニュースや新聞の言葉が「昔習ったような気もするが意味を思い出せない」という人はぜひ確認してみることをオススメします。

 

2.そもそも公民のプロがあまりいない

 

先生側も、公民を専門にしている人の絶対数は地理や歴史に比べると少ないと思います。

 

そういう先生は、自分自身の公民分野の理解も曖昧なまま、なんとなく生徒に教えている可能性があります。

 

これでは、生徒が公民を好きになる訳がないですよね。

 

本当は現代社会とのつながりを感じられる興味深い話がたくさんあるのに。

 

公民が専門でない先生がサッと用語をとりあえず理解するのにも使えます。

 

3.大人として知っておきたい基礎知識

 

この本に書いてあるのは教養という深いものでもありません。

 

本来、教養というのは「知らなくても生きていくのに困らない知識」のことですから。

もちろん、教養があると人生がより豊かになりますので、幅広い教養は身につけておくべきです。

 

この本に書いてあるのは、現代社会を生きていく上での基礎知識です。

 

あのニュースでよく聞く用語の意味です。

 

よく聞くのに誰も教えてくれなかった言葉の意味です。

 

習う機会がないなら自分で学習しないといけないですから、それならやっぱり分かりやすい解説に定評がある池上彰さんがオススメです。

 

 

 

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